森田ユウゴの台湾移住日記

台湾移住を開始した日本人のリアルな生活

【台湾のスーパーで買える野菜】私は「サツマイモの葉」を生でスムージーにして飲みます

日本では中々見かけない「サツマイモの葉」、 台湾のスーパーに普通に売られています。

調べてみると他の野菜に比べてポリフェノールが多く含まれている野菜のようです。 しかも台湾だと1袋で約30TWD(≒150円)と手ごろな価格な上に、面倒な下ごしらえせずとも生で食べられます。

この記事では「サツマイモの葉」についてご紹介すると共に、私が台湾でいつも作っている「サツマイモの葉のスムージー」をシェアしています。

栄養成分や調べた内容に関して参照しているサイト等は下部に記載をしています!

サツマイモの葉ってどんな野菜?

まず「サツマイモの葉」についてですが、名前の通りサツマイモから伸びる「葉」の部分です。 日本では店頭で赤紫色のサツマイモ、いわゆる芋の部分が売られていると思います。 その芋から本来は茎や葉が伸びていて、それを「サツマイモの葉」と呼びます。

日本以外のアジア地域ではメジャーな野菜の1つ

私は台湾在住で自炊をするので、スーパーへ頻繁に行きます。 野菜コーナーを見ると、冷蔵品としていつも並んでいるのが「サツマイモの葉」なのです。

さつまいもの葉の画像

台湾だと中国語で「地瓜葉」と「番薯葉」と言った記載があります。どちらも同じ意味を指します。

単語 ピンイン 意味
地瓜葉 Dìguā yè サツマイモの葉
番薯葉 Fānshǔ yè サツマイモの葉

ちなみに台湾では、「サツマイモの葉」をニンニクやトウガラシと一緒に炒め物として食べることが多いようです。 日本でレシピを調べてみると「みそ汁」や「てんぷら」にさつまいもの葉を使うことが多いようですね。

ちなみに「サツマイモの葉」は70%近くが水分で出来ているので、同様の葉物野菜と同様に日持ちはしづらいです。 自宅に普通の冷蔵庫しかない私の場合は、買って4日以内には消費するようにしています。

栄養豊富でポリフェノールも多くカロリーも高い

「サツマイモの葉」は似ている葉物野菜と比べて栄養が豊富です。 日本で手ごろに買える一般的な野菜と参考値を比較してみます。

成分100gあたり サツマイモの葉 ほうれん草 小松菜
カロリー 35.0kcal 18kcal 13kcal
タンパク質 3.9g 2.2g 1.5g
脂質 0.8g 0.4g 0.2g
炭水化物 1.0g 0.3g 0.3g
食物繊維 4.1g 2.8g 1.9g
食塩 3.0mg 0mg 0mg

※1,2,3より

味や色が濃い「ほうれん草」よりも「サツマイモの葉」は各種値が高めです。

カロリーに関しては小松菜やほうれん草の2倍近くあります。それでも所詮は野菜です。普段の食事量で100gそれぞれ食べた場合でも、ほうれん草との差は20kcal程度です。

ちなみにこれで100gです。生だと結構多い印象を受けます。

サツマイモの葉の画像1サツマイモの葉の画像2
サツマイモの葉の画像

こちらの画像を見ると分かる通り、「サツマイモの葉」は色の濃い野菜から想像がつく通りポリフェノールが多く含まれています。

特にコーヒーにも含まれてる「クロロゲン酸」や「カフェオイルキナ酸類」を多く含むそうです。

全くの余談ですが、私がサツマイモの葉を頻繁に食べるようになってからコーヒーよりもお茶を飲む機会が増えたのはポリフェノールの関係なのでしょうか…。

「サツマイモの葉」は生で食べられる?

結論として生で食べることはできますが、そのまま食べても美味しくはないです。 生で食べてみると"サツマイモ"と名前がある通り、どこかサツマイモのようなホクホクとした甘さを感じつつ、どこかえぐみがあります。

その理由は「シュウ酸」を含んでいるため、生のまま食べるとギシギシ・イガイガするような不快な感覚になります。 不快なだけでなく、シュウ酸を取りすぎると結石の原因にもなると言われています。

「シュウ酸」が含まれている野菜の例として「ほうれん草」がありますが、「サツマイモの葉」は海外の論文によると含まれているシュウ酸は約60mgで、ほうれん草の10分の1以下程度です。※4,5

よりも栄養豊富なサツマイモの葉の方がシュウ酸も少なく、適量であれば生で食べても気にならないレベルなのは嬉しいです。 栄養素が豊富な「ほうれん草」はそういった性質がありますが、下ごしらえとして茹でることが実質必須ですからね…。

私は「サツマイモの葉」をスムージーにして飲んでいます。

「サツマイモの葉」は生で食べられるけれども生では美味しいものでは無いです。そこでスムージーにすることで手軽に緑の葉物を気軽に取ることが出来ます。 私が台湾で飲んでいるレシピのメモをシェアします。

【注意】ミキサーにはハイパワーなバイタミックス(Vitamix)を使用しています。他のミキサーも持っていて試したことがありますが、繊維感が残ってしまう印象なのでご注意ください。

サツマイモの葉スムージーのレシピ

食材 分量(目安) 備考
サツマイモの葉 約60g
ニンジン 約80g ニンジン半分程度
リンゴ 1/4個
クエン酸 小さじ1/4 なければレモン果汁小さじ2杯程度
オートミール 約大さじ3 ★飲みやすさのポイント
適量

メインの食材がこちらです。ニンジンは小ぶりな物を使用しています。

サツマイモの葉とニンジン

まず「サツマイモの葉」と「ニンジン」と「リンゴ」をバイタミックスのカップに入れます。

カップに食材を入れる

そこに酸味として「クエン酸」を入れます。クエン酸はもちろん食用グレードですが、クエン酸が無ければレモン果汁などでも良いと思います。

クエン酸の参考画像

そして個人的に重要な「オートミール」を大さじ3程度入れます。

オートミールが味の決め手

このオートミール穀物っぽい甘さ、適度な粘度が飲みやすくなるポイントです。 砂糖のような糖類を使わずに自然な甘さを出すために、個人的には必須だと思います。 ミルクや豆乳でも良いと思いますが、オートミールは日持ちもするのでオススメです。

さいごにカップがひたひたになる程度水を入れてブレンダー(バイタミックス)で混ぜます。

バイタミックスの機種によってパワーが異なると思いますが、私が使っているV1200iでは最大パワーで様子を見ながら30秒~50秒程度で仕上がります。

バイタミックスは実質的に必須

そして出来上がったのはこちらです。

サツマイモの葉スムージーの画像1サツマイモの葉スムージーの画像2
サツマイモの葉スムージーの画像

リンゴとクエン酸の甘酸っぱさと、オートミールの滑らかな甘さが非常に飲みやすいです!

私の場合、夕食を食べる1時間ほど前に飲んでいます。満腹感があるので、夕食食べすぎ防止の役割として飲んでいます。(台湾は外食文化なので、つい余分なメニューを注文して食べないように…)

オートミール量を増やせば、1食の置き換えにもなります。

食べるのが面倒くさい、食べる時間がない、そんな時にもピッタリなのでオススメです!

まとめ

  • 「サツマイモの葉」は台湾のスーパーで普通に売られている
  • 「サツマイモの葉」は栄養豊富、生で食べてもシュウ酸はほうれん草の10分の1程度
  • そのまま食べても美味しくないのでスムージーにして森田ユウゴは飲んでいる

日本でもサツマイモの葉が普及して、安ければ日常的に取り入れたいな… そう思える野菜でした!

参照データ等へのリンク

本記事は下記の内容などを参考に作成しました。